麻雀をはじめる前に
- はじめに
- 麻雀をやる上で大事なこと、それは皆が楽しめるようにすること。
別に冗談を言って笑わせる必要は無いし、逆にあまり無駄な話をしないほうが、マナー的には正しい。
少し堅苦しく感じるかもしれないけど、個人的に“これ”というものを挙げてみました - 卓に付く前に
- まず、大事なこと、4人のメンツを集めること…。
揃ってなきゃ、はじめられないもんね。
場所は、雀荘なら色んな支度は必要ないけど、家庭でやるときは、皆で準備を手伝いましょう…。やっぱり楽しくやるためです。 - さぁ、開始!!
- 各々が、場決めによって席についたと思います。これから東1局が始まりますが、ここで、競技麻雀や大会などでは挨拶から始めます。
最初は、気心の知れた仲間だろうから気にしなくてもいいけど、それぐらいの気持ちでやりましょう。
あと、まだ、点数計算が出来ない人は、他の人に「点数計算分からないので、よろしくお願いします」と、一言ことわりましょう。
そうだからって、嘘を教える人はいないはずです…。 - ホントに開始
- さいころを振って親を決めましょう。
決まったらその人は起家(チーチャ)と言われます。まず、その人の卓右手
に起家マーク(表に“東”裏に“南”と書いてある)を“東”を表に向けて置きます。
以後このマークは親が1周して、南場になったときに裏返します。
全自動卓ならさいころの置き場所は気にしなくていいけど、直にさいころを扱う場合は、その時々の親が右手に置くと、誰が親か分かりやすく、トラブルも防げるでしょう。 - さいの目は7
- 親の振ったさいの目は「7」です。親を「1」から数え始めると、西家が「7」に当ります。
そうしたら、西家の人は牌山を自分から見て右から7つめの部分で別けてあげてください。
親の配牌が取りやすくなるし、牌山が崩れにくくなります。
その配牌を取り始めてもまだ西家の人には仕事が残っています…。
7つ目で切った端っこから数えて3つ目の牌を表向きにします。
これが、ドラ表示牌でその牌の次の牌(2なら3、9なら1、北なら東、中なら白)が、その局のドラそのものになります。
そのとき、端っこの牌は下に降ろしてあげましょう。
ここが一番不安定で、尚且つリンシャン牌でもあるので、見えてしまうと都合が悪いこともあります。
このときに、西家の人から見ると、右から6こ目までは「2段重ね」、その隣に2こ「1段」のように置かれているはずです。 - 第1打
- 皆が配牌を取り終わりました。親はボケ−ッとせずに、すぐさま第1打を切ります…。
あまり待たせたりすることは、他の人への迷惑になります、哭きの竜は言っていました「時の刻みはあんただけのものじゃないぜ」ってね。
そして、牌をホーに切るときは、大きな音を立てずに捨てます。
勝負どころになるとリキんで強打する人がいますが、うるさいだけです。そんなことで、びびったりしてはくれません…。
切り方は、6枚3段切りで、きれいに並べてあげましょう。
皆に見やすくそして、6枚ずつ切っていると、リーチをかけた巡目が分かりやすいというメリットがあります。
あと、ツモ順が回っていくと、対面の牌が取りづらいときがあります。
そういうときは、言われる前に牌山全体を少し対面の人に近づけてあげましょう。 - 3,900点を振り込んじゃいました(涙)
- いきなり振り込んじゃいました…。3,900点のアガリです。
通常点棒は、1万点棒1本、5,000点棒2本、1,000点棒4本、100点棒10本の(最近では、500点棒もあります)、計25,000点配られます。
そこで、3,900点ですから、1,000点棒3本と、100点棒9本で良いんじゃない? って思うかもしれませんが、これは、もらった側は迷惑ですよね? 小銭ばかりになった、財布を連想してしまいます…。
この場合は、1,000点棒4本を渡して、100点のおつりをもらうか、5,000点棒1本を渡して、1,100点のおつりをもらうのが、ベストです。
基本は、1,000点棒をいつも残しておくことで、これはリーチをかける際に必要な1,000点棒を残しておけば、リーチ時に他の人に両替してもらう必要もなくなります。
そして、振り込んでしまったときは、嫌な顔をしたりしないようにしましょう…。気持ちよく「3,900点ね、ハイ」と点棒を渡しましょう。
点棒を投げるなどは、もっての外です。 - 気を取り直して
- 前局に振り込んでしまいましたが、3,900点や満貫くらいじゃ、全然痛くありません(強がり)。取り返せば良いだけの事です…。
さあ、そんな心構えが良かったのか、どんどん有効牌が集まって、あっという間
にテンパイしました。ここは、流れに乗って一気にリーチで押しましょう。
「リーチ」発声は大きく正しくを心がけてください。
聞こえづらかったり、全く発声が無いと、他の人には何が起こったのか分かりません。
そして、リーチ宣言牌を横に向けて、次にリーチ棒の1,000点棒を用意します。
全自動卓だと、そのリーチ棒の置き場があるのでそこに置けば良いのですが、そうじゃない場合は、全員の捨て牌中央、自分の捨て牌に近いところに自分から見て横向きに分かりやすく置くようにします。 - やったね、初アガリ!!
- ツモ
この形で、待ちは で、アガリ役は、リーチ・ツモ・タンヤオ
・ピンフで、今のところは、子なので(4ハン20符は)1,300・2,600のアガリだが、まだ裏ドラを見ていない。
このようにリーチをかけてアガった場合は、裏ドラを見る権利が発生する。
さて、裏ドラは?…
現在ドラ表示牌として表向きになっている の下にあるのが、裏ドラの表示牌だ。なんと、そこには があった。
ということは、裏ドラは ということになる。出来すぎですな…
これで、アガリ役は2つ増えて、6ハンになった。
ということはハネ満である。
子のハネ満は、3,000・6,000なので、はっきりと「3,000・6,000」と申告しよう。
子の場合は基本的に、子が払う点数→親が払う点数の順に申告するようにする。
役は? と言われたら「メンタンピンツモウラウラ」と言えば分かる。
この場合の「メン」はリーチ、「タン」はタンヤオ、「ピン」はピンフ、「ツモ」はそのままで、「ウラウラ」は裏ドラの枚数分を示している。
ちなみに、表ドラと裏ドラが同時にあるときは、「オモ1ウラ1」みたいに言えば通じるだろう。
きっちりと点棒のやり取りを終えたら、次の局に突入しますが、このとき、一発
や裏ドラにご祝儀をつけるのが一般的で、レートによって変わってくるが、仲間内のときはチップなどの分かりやすいものを最初に配っておき、それをやりとりすると良いだろう。
清算時に配った枚数からの増減で収支を行えば良い。 - 局は進んで…
- 南場に突入。この時点でハネ満をアガったときの親が、持ち点を大幅に落とし、5,000点を切ってしまった。
この場合は「残り○○点です」と申告しよう。
これは、持ち点が少なくなった人がいるときに、トップになることが出来ない人が大きな手をアガってしまうと、持ち点の少ない人がトビ(ハコテン)になってしまい。大きな手をアガっても、トップになることが出来ないという状況を生み出すからだ。
「持ち点を知っていれば、アガらなかったよ」という気持ちになり、納得行かないだろう。
やっぱり皆が気持ちよく!!これを第一に考えて下さい。 - オーラス
- 南4局=オーラスまで進んだ。
この時点で必ず全員の点棒状況を申告しあうようにする。
これは、先程と同じように、トップまでの点差や、自分の順位を一つでも上にあげるために必要な点数を知るためのものである。
計算の方法はかなり複雑で、自分が親か子か? 自分より順位が上の者が親か子か? で、計算の仕方が異なってくる。
例 : トップが子で、自分も子。点差は5,700点の場合。
直接ロンアガリの場合は、親だろうと子だろうと、点差の半分以上あるアガリで逆転(この場合2,900点以上)できるが、そんなには甘くないので、ツモアガリしたときのことも考えなくてはいけない。いや、むしろツモアガリすることを第一に考える。
自分が子で、相手も子なのだから、ツモアガリしたときの(○○・△△)と申告する点数の、合計点=○○×2+△△と、相手の子が払う○○を足したものが5,800点以上あれば良いのだ。
ようは○○×3+△△
大抵の場合、20符〜50符の間のアガリが多いのでこの中で照らし合わせると、(1,300・2,600)が逆転の手になることが分かる。
まず、1300・2600を支払ってもらうと、その時点で5,200点のプラス。
まだ、500点足らないが、子であるトップの人は、懐から1,300点出さなくてはならないので、800点差のトップになることが出来るということだ。 - 半荘を終えて
- 清算も終わり、次の半荘に移る前にまず点棒の確認を行う。
各家の点棒が25,000点になっていることを確認する。
場変えを行う際には、先程のチップの枚数にも影響するので、チップも持って移動するようにしよう。
これで、大体の流れの中でのマナーが分かっていただけたと思います。
基本は、清く正しく美しくです…。