“あ”から始まる麻雀用語
- アガリ 「和了」 <あがり>
- その局の終わりを告げるもの、1局に一人だけしかあがることは出来ない(通常は)。その局の終わりは、アガリか流局のとき、チョンボがあった時で
ある(チョンボは、正確にはノーカウント)。
通常のアガリは、4メンツ1雀頭(下の形)
あるいは、チートイツ(下の形)
特殊役の国士無双(下の形)
であり、最後の国士無双は雀頭がどの牌で出来てもアガリである。
基本的には、14枚で完成になるわけだが、カンが入ると1回に付き、1枚増えることになる。
開局から、アガリまでの段階として、アガリの直前が「テンパイ」、
その前が「一向聴(イーシャンテン)」「ニ向聴(リャンシャンテン)」…となっていて、最悪の配牌で、六向聴である。どんなに悪くても6個対子を作れば、
必ずチートイツのテンパイになるからだ。
そして、アガった者には、点棒が与えられる。ツモったときは他の3人から、
またロンアガリの場合は、振り込んだ人から受け取ることが出来る。
その際点数の計算は、アガリ役と、符によって変動する。 - アガリの選択 「和了の選択」 <あがりのせんたく>
- あまりにも、高目と低目の差がありすぎるときに、高目でしかアガらないこと。あるいは、オーラスで僅差で2着のときに、トップ目の人からアガるのを狙ったりすること。
基本的には、リーチをかけてないときに行うが、リーチをかけていても有効。ただし、リーチ後に一度でもアガりたくないほうが場に出たり、ツモった場合は、以降、フリテンとなる。
尚、リーチをかけていなくても、アガリ牌が場に出た同巡内ではフリテンとなる。 - アガリ放棄 「和了放棄」 <あがりほうき>
- アガリの権利を失うこと。詳しくは、Part5に示します。
最悪のチョンボには至らないが、アガる権利を失い、色んな制約を受けます。
サッカーで言えば、イエローカードのようなもの。レッドカードはチョンボになる。 - アガリやめ 「和了止め」 <あがりやめ>
- 基本的に、親がアガると連荘になるが、オーラスの親(ラス親)は、
そのアガリで、あるいは、そのゲームの前の段階でトップに立った時に、
その半荘を終了させることが出来るというもの。
当然、そのまま続行しても構わない。 - 頭ハネ 「頭ハネ」 <あたまはね>
- アガリはその局で、一人しか出来ない。もし、待ち牌が一緒で、他の人から河に共通のアガリ牌が捨てられたときに、二人(あるいは三人)の「ロン」と言う声がかかってしまう。その時に、一人のアガリ者を決める制度。
その局で、ロン牌を捨てた下家に近いほうがアガリになるということで、頭ハネ。
例えば、東家と西家が同じ待ちでテンパイしており、南家の者がその牌を河に捨てたとすると、東南西北の順で考えて、西家のアガリになる。 - アリアリ 「有り有り」 <ありあり>
- これは、麻雀ルールの一つで、絶対的にお奨めなルール。
条件は喰いタン・先付けの両方を認めるというもので、逆のルール
だと、チー・ポン・カンが入った、タンヤオはアガることは出来ないし、必ずテンパイ時に役が確定していないといけない。
アリアリは、テンパイ時じゃなくて、アガったときに役が一つでも
あればアガることが出来るということ。
逆のルールをナシナシというが、麻雀に矛盾が発生したり、ルールの統一が難しいので、絶対にアリアリでやることを奨めます。 - アンカンしてもテンパイ形が変わらない
「暗槓しても聴牌形が変わらない」
<あんかんしてもてんぱいけいがかわらない> - 例えば以下の例だと、このテンパイ形(他の面子は完成してる)に、
この時点で待ちは
でも でもカン出来るけど、リーチ後だと出来なくなる。
それは、このカンによって、 なら 待ちに、
なら、 待ちに変わってしまう。
このように、待ちが変わってしまうことが、テンパイ形が変わるということなので、特にリーチ後のアンカンには気を付けないといけない。 - アンカンしてもメンツが移動しない 「暗槓しても面子が移動しない」
<あんかんしてもめんつがいどうしない> - 例えば以下の例だと、このテンパイ形(他の面子は完成してる)に、
この時点で待ちは
ここで、 をツモったら、 をカン出来るのでは? と思うかもしれないが、これもまた、リーチ後では出来なくなる。
このカンによって、 の待ちは変わらないが、 の面子がなくなってしまう。
このように、待ちは変わらなくとも、手牌を構成する面子が変わってしまうことは、リーチ後には出来ないので、リーチ後のアンカンには気を付けないといけない。 - アンカンでもアガれる 「暗槓でも和了れる」 <あんかんでもあがれる>
- これは、国士無双の時のみ適用される(場所によっては無い場合もある)。
のようなテンパイ形で、 待ちのところに、他の人が をアンカンすると、全くアガリ牌が無くなってしまう。
そのために設けられた特例と覚えておいて下さい。
当然、特殊な制度なので、通常の 待ちなどで、 をアンカンされてもアガることは出来ません。 - アンコ 「暗刻」 <あんこ>
- 同一牌を3枚集めたもの。
他の順子や槓子と同じように、面子として数えられる。
“い”から始まる麻雀用語
- イッキツーカン 「一気通貫」 <いっつう>
- 同種牌の「一」から「九」までを揃えた役です。
ただし、チー・ポン・カンすると、1ハンになります。 - 一発 「一発」 <いっぱつ>
- リーチ後の純粋な一巡内でのアガリのこと。
正式な役ではなく、懸賞役(ドラと同じ扱い)となり、一巡内でアガれた時のみ、適用される。
適用はロンアガリでも、ツモアガリでも認められる。
また雀荘・ご祝儀ありの麻雀では、裏ドラとともにご祝儀として扱われる。 - 1ハン縛り 「一翻縛り」 <いーはんしばり>
- これは、麻雀の大原則。
すなわち、役が「一つでも」無いとアガることが出来ないということである。
アリアリの麻雀では、完成形(アガリ)の時点で、役が一つでもあれば良いが、懸賞役(ドラ)だけではアガることは出来ない。 - イーペーコー 「一盃口」 <いいぺいこう>
- 同じシュンツの組み合わせが二組あるときに与えられる手役。
ただし、メンゼンでないと無効。上の場合は、マンズの部分。
“う”から始まる麻雀用語
“お”から始まる麻雀用語
- オカ 「オカ」 <おか>
- なぜ、清算時に25,000点持ちの30,000点返しにするのか?この差額が、オカである。
5,000点は全員の参加料として最初から引いておき、清算時にTOPの者に全てを与える。
これは、昔、TOPを取った者が、次の半荘のゲーム代を支払っていたことから発していて、今でも雀荘ではその名残がある。 - オタ風 「オタ風」 <おたかぜ>
- その局において、そのプレイヤーにとって、役牌(ファン牌)・風牌以外の、牌のこと。
例えば、東場で北家の場合、 は「場の風牌」、 は「自家の風牌」ということになり、「オタ風」は、 と である。 - 親決め 「親決め」 <おやぎめ>
- 場決めが終わったら、次は親決めである。
先に行った場決めの際に仮の東(仮東[かりとん])を引いた者が、さいころを振り、出た目の数だけ、時計の反対周りに数えたところが、更に仮親となり、もう一度さいころを振って出た目が、その半荘の起家となる。すなわち、東一局の親(出親)が決まったということになる。 - オープン・リーチ 「オープン・リーチ」 <おーぷん・りーち>
- フジテレビ系列の「われめでポン」を見た方には分かるかと思うが、リーチをかけるときに、「オープン」と言って、テンパイ形を示し、自らを追い込むモノ…
そのときにすでにリーチをかけている者は、振り込んでも仕方ないが、テンパイ形を知っているリーチをかけていない者には、振り込むことは無い、が、
もし振り込むと役満になるとか、場所によってルールが変わる厄介な代物でもある。
基本的に、雀荘では認めていないところが多数だし、仲間内でもやらないほうが良いだろう。
内容は、普通のリーチより「一翻増し」すなわち、ツモアガリしか基本的に無いので、ツモとオープン・リーチ合わせて、3つの役がほぼ確定する。 - オーラス 「オーラス」 <おーらす>
- その半荘で最後の局。通常の場合「南四局」がオーラスで、東風戦という、東場しか行わないルールでは、「東四局」がオーラスに変わる。オールラストの略。
途中で、箱テン(トビ)になった者が出ない限りは、オーラスでその半荘は終了である。
オーラス時には、開局前に全員の点数申告を「正確に」行う。 - オール 「オール」 <おーる>
- オールナイトの略ではない…。
親でツモアガリしたときは、子が平等に同じ点数を払うことから、「6,000オール」などと発声する。
中には、「4,000点持って、全員集合」などという言い方をする人もいる。
逆に子供がツモアガリしたときは「子の支払う点数・親の支払う点数」という具合に発声して、点棒の受け渡しを行う。