ドラム初心者講座 応用編 4 基本セット以外のパーツ Other parts

前書き

基本セットのパーツの説明は基本編 1 ドラムの名称で教えたけど、そこで紹介したパーツ以外でも、頻繁に使われるパーツや、色んなプレーヤーが使っているパーツがたくさんあるんだ。
今回はそれを教えていきたいと思います。

ドラム類

まずは、ドラム関連でスネアから。
スネアといっても、普通のじゃないもの。
スネアドラムはヘッドが張ってある口径が14"って言う風に、ほぼ(タマから12"13"のスネアが出ている)、決まっている。
そして深さも5.5"から8"だけど、3.5"という超浅胴のスネアがある。
これを『ピッコロスネア』と読んでいるんですな。
音色は、サイズが小さいだけあって、やはり高音が重視された感じ。
自分は木製のを持っているが、ピッコロは金属製の方がなんか音色的には良い感じだね。
思い切りハイピッチ・チューニングにして、「カン・カン」言わすのが気持ち良いと思われます…

次は、『シングルヘッド・タム』これは、打面のみにヘッドが張られるというタムで、抜けがいいのと、チューニングの楽さがたまらなく良い感じ。
実はこれも使ってました。ダブルヘッドを無理矢理改造してですけどね…

シングルヘッドの関連で、タマ独自の『ティンプ・トム』というのもあるんだよね。
これは、胴が浅くなっていて、口径の約半分の深さになっている。
胴が浅い分太鼓の鳴りは減るが、よりパーカッシブな音になる。今のセットで使ってます…未使用ですが…

さらに、すごいのが、『ロート・タム』ってやつで、これは胴が全く無いんですな。
ヘッドが張られていて、他は単なる金属の集まりみたいになっているんだ。
やっぱり、これも昔持っていて、6"8"10"の組み合わせで、1直線に並べて使ってたね、結構好きな音でした。
浅胴のものは全てに言えるけど、パワーの無い人には良い選択肢だと思うますな。
胴を鳴らす労力が少ない(あるいは無い)からね。

ここからは、あまり使っている人が少ないものを…。
『キャノン・タム(あってたかなぁ?)』っていう、全て6"の口径だけど、深さが違って、音階を付けられるんですな。
形が大砲の筒みたいだからこの名前なんだと思われます。
タマから出ているのは、『オクタバン』って名前がついてる。
8つセットするとオクターブ出せるからですな。

『ゴングバス』これは、タマだけの製品で、バスドラムの大きさに近い大きな胴にシングルヘッド。
そのヘッドの張り方も特殊で、タムの大きさよりも1回り大きいヘッドを当てているものですな。

『ティンバレス』タムとは一味違った響きをする大抵は金属製のドラム。
お金に余裕があれば今すぐにでも欲しいパーツでありました。

大体こんなところで、これ以上行くとパーカッションの世界になってしまうので辞めておきます。

シンバル類

これも、全て挙げるとキリがないので、大きなくくりのもので書いていこう。

最初に『チャイナ(ジルジャンだと、スウィッシュ)』これは、形状が特殊。
サイズもさまざまで12"くらいから20"くらいまで揃っている。
サイズの小さいものは『ミニチャイナ』とも呼ばれる。
音色は非常にエキゾチックまさにチャイナで、高い音域・短いサスティーン(音の伸び)が特徴。
バスドラムとともに叩くよりも、その音色から、スネアとともに叩くと効果的だね。

『スプラッシュ』これは、とても小さい10"前後のサイズが主流で、小さいだけでなく、シンバルの厚みが薄く出来ている。
小さいだけあって、高い音域・短いサスティーンと、チャイナに近いが、こちらのほうはアタック音が控えめ。
他のパートの音量が大きく、なおかつ、マイクがあたってないと聴こえなくなるほど…。

『チャイナ・スプラッシュ』これは、セイビアンのオリジナル。
形状もチャイナに似せた、小さくて可愛いやつ。
スプラッシュのエキゾチックな音がするバージョンっていう感じかな?

『ベル』これも、サイズが小さいものばかり…だけど、スプラッシュとの違いが今一分かりづらい。

シンバルはここらへんまでかな?
自分はこの他に『アイスベル』というのを持っているけど、叩いた瞬間に手を合わせたくなる(南無〜)ような音色ですな。

アクセサリー類

『カウベル』はそのまんま、牛の首にぶら下げてあるあれと同じような音色。
金属製で、コップ状になっている。
その淵をスティックで叩いて演奏する。

『タンバリン』ハイハット・スタンドの軸部分に取り付けて、足で踏むと鳴るように作られているもの。

『ツインペダル』通常のバスドラム用ペダルに付属させ、ツーバスプレーを可能にするもの。
スペースを取らず、セッティングもワンバスと同じままで使えるため、色々と楽が(特にセッティング)出来る。
自分はこれをスタジオに持参していましたな。

『ケーブルハット』通常ハイハットシンバルは、ハイハットスタンドにセッティングするが、このパーツは、シンバルスタンドなどにホルダーで固定でき、しかも通常のハイハットと同じように、ケーブルによってシンバルのオープン・クローズが可能なもの。

X-ハット』上記ケーブルハットの簡易版と言えるもの。
オープン・クローズの操作は出来ないが、あらかじめ締め付けの強弱を調整して使用する。

『ラック』各社呼び方が違うがこれで通用するはずのもの。
ドラムの周りにパイプ状の物で組まれ、タムやシンバルなどをまとめてセッティング出来るんですな。
メリットは、シンバルスタンドが必要なくなるので、足元がスッキリする。
また、激しいプレイでの、シンバル転倒が起こらない点などが挙げられますな。

『マウンティングシステム』従来のタムは、バスドラムの上部や、単独のタムスタンドにセットしていた都合上、タムを固定する部分がタムのシェル(胴)に直接付けられていたか、直接シェルの中に金具を挿入して固定されていた。
そのことによる、シェルの自然な鳴りが損なわれていたのだが、それを解消するもの。
シェルではなく、ヘッドを固定するラグ周辺に固定されるものがメイン。

その他、色々なパーツがありますです。

アドバイス

もし、これからドラムを買うのなら、試奏させてくれるところが良いだろう。
安い買い物ではないので、納得したものが欲しいからね
特に、スネア・シンバルは重要だと思う。
スネアみたいにチューニング出きるドラム類は色々チューニングを変えたりね。
シンバルはホントに当たり外れの大きいパーツだと思うので、ぜひドラム類との相性も分かるように、できればセットごと叩かせていただけると嬉しいんだけどね…

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